beach storyのお話 story.30

beach storyのお話 story.30


このエドウィンは本当にお世話になった。

社会人の門出としては申し分のない会社だった。

今でも感謝を忘れない。だから今でも

エドウィンのデニムは履き続けている。


俺を面倒みてくれたのは営業のイトさんと

チームリーダーのクマさんだ。

クマさんからは接客から商品知識を、

イトさんからは報連相の如何に大切さを。


他社では、売上が落ちると頭ごなしに

先輩から怒られているような現代では

考えられないパワハラを見かけるような

お店もあったけど、イトさん、クマさんは

違ったよな。

時に厳しい言葉はもちろんあったけど、

絶対に納得のいかない時はなかったし、

納得いくまで教えてくれた。


商品の売上が落ちている場合は、

お前の接客が悪いのか

そもそもうちの商品が悪いのか

その地域には売れないのか

その日の天気、地域のイベントで客足が

ないだけなのか、他社製品に取られているのか

などそれらを徹底的に調べる必要がある。

売上が良いなら、その逆で今後のため、

会社のため、仲間のためなおさら知る

必要がある。これもマーケティング。


だから良くても悪くても

報告連絡相談は絶対に怠るな。

売上が下がれば1人で黙り込んで落ち込んで

しまう人もいる。売上が良ければ、1人で

舞い上がり、勝手に満足して天狗になる人もいる。

それらが1番最悪なんだ。

お前は落ち込むとかは、なさそうだけどな💦


企画して営業がいて製造がいて、物流がいて、

販売員がいて、そしてお客様がいて初めて成り立つ。

どのポジションでも感謝の気持ちを忘れるなよ!

このサイクルが江戸(エド)で勝つ(ウィン)ための

輪なのだと。そしてそれはあらゆる仕事に基づく

基本なのだ。


上司という立場でそれが本音でも建前だとしても

その通りなんだよな。

そんなこんなで楽しく仕事が出来た。


エドウィンでは2年ほどお世話になり

その後法人営業、商社へと2年周期で

転職をかまして色々な景色を見ながら

28歳を迎える頃だ。


story31に続く

前回のお話

世界の路上 古代遺跡 ベンメリア(ブログ内容とは関係ないです笑)