beach Storyのお話 story,3 同窓会の中で

まぁしかし、振り返ればだっさい人生送ってるな…😩

親は高校を出てから先の見えない俺にさぞ心配に思っただろう😢

なんとかしなきゃと、ふと思って考えてみたりしても何も行動に移す事はなかったし、

目の前の似非楽しさしか見えてないから、先の未来なんか見向きもしなかったよね💦

そのまま変わらず、月日も流れて迎えたのが二十歳にある最大イベントの成人式だ。

この先、自分とタメだけがあれだけ集まれる事はもう人生でないだろう。


雪が降ってクッソ寒い中、俺も地元の仲間と雪道を歩いた。

ようやく着いた頃には「ちょーたくさん人集まってるじゃん!あの子可愛いくね?

とかそんな会話でとりあえず盛り上がる。


中の会場に入れば、誰だか分からないおっさん等が順番に有り難いお言葉を長々とマイクで

話してるけど、まぁ聞いちゃいないよ。おっさん達には悪いけど、話がマジでつまらねんだもん。

すぐに仲間と外に出て懐かしい友達も引っ張りだして話に夢中になってる間に

成人式は終わってその場は解散。夜は中学の学年同窓会。


昼間の成人式の時と違って、今度は本当に懐かしい顔ぶれだけが立ち並んだ。

卒業以来に会うような、当時はまったく話した事なくて、初めて話したやつや

顔が変わりすぎて分からなかったやつ。あの頃、大好きだったあの子も

嫌いだったあいつも、だいたい揃ってた。

不思議な事に、同じ給食を食って、同じ屋根の下でダルい授業を聞いた

仲間たちってのは、当時大して仲良くなくても共通の思い出を持っているから

すげえ楽しく話せるもんなんだよね。


その中での会話で、必ずあるのが

今は何してるの?」だ。

当然俺も聞いたし聞かれた。


俺の普段いる地元の仲間はそれなりのいいとこの大学生で

すごいね!あの大学に通ってるんだ!」なんて言われてるし

卒業以来に会ったあいつは、高校を出て就職し、いっぱしの営業マン。

もう社会に出て仕事して働いてるんだ!成長してるね!すげーじゃん」なんて

そいつの会社の話で盛り上がって、あそこに座ってるあの子は、若くして結婚して

子供がいて「もう、そういう歳になってるんだよね!みんなだって大人になってるよ!

なんて我が子を可愛がる幸せそうな母親の顔をしながら、嬉しそうに話している。


………


俺…、マジで何も語れるような事がねぇ…

案の定、俺の会話で盛り上がった内容なんて1つもないし…


なんだよ、この状況? 俺まじカッコ悪い!😱


皆、夢のある将来のある何かを持っているしそれらを話す事が出来てる中

俺はと言うと、当時の昔話しばかりで、周りを見りゃ皆成長してるんじゃん。


このままじゃ、マジでやべぇ…。俺どうしよ…?


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次回に「story4」に続く

前回のお話

世界の路上 アメリカとメキシコの国境から  (ブログ内容とは関係ないです 笑 )