beach storyのお話 story.38 エピソード1

beach storyのお話 story.38 エピソード1


2010520

Burgers Cafe Beach Story誕生!


9年前の決意を破ることなく

ちょーぎりぎりの20代で

お店を始めることが出来た。


仕入れ先は、なるべく地元で

することにしたんだよね。

多少なりとも地域に貢献が

出来るだろうと思ったからだ。


小さい頃から馴染みのある

家の近所の八百屋さんにパン屋さん。

地元でも長く続けているお肉屋さん。

みんな俺の顔馴染み!。

二言三言でみんな俺の仕入れに

取り引きしてくれた!


あとはオープンと同時に俺の

ハンバーガー修行の開始だ。

幸いなことにこの街には

グルメバーガー屋さんは存在して

いないからこの近辺で比べられる

事はとりあえずないだろ笑


そしてお店を始めるにあたって

俺の掲げた言葉。


いつの日か個人事業から会社になって

その時には次の計画に移っている頃には

こんな人間で在りたいという自分への

言葉。


「心身共、

 流れる水の如く転化し留まらない境地」


つまり、

流水は如何なる型にも柔軟に姿を整え

最短の道を流れ、いずれ広大な海へ出る。

途中、箇所に溜まってしまった時に水は

溢れ出し悪影響を及ぼすことから、人も

また心と身体を一つにし、時代の流れに

恐れることなく柔軟に身を投じ、己の信じる

仁義を通し、留まる事なく前進をしていくこと。

それらを悟り、その境地に辿り着いた時

人は初めて1人前になれるだろうという

事の例え。


この言葉の意味を目指していき人生の

経験を生かしクールにハイテンションで!



そして

初めて雇った子が「さっちゃん」


オープンスタッフ大募集」と掲げて

求人広告に掲載してバイトを募集した。

準備だのなんだので電話対応も大変だから、

応募は全てネット受付で行うことに。


リーマンショックで就職氷河期の

せいか、アルバイトの募集だけな

のに数日で50人近い応募が来た💦


たしかに勢いで大募集とか言ったけど

俺が雇いたいのは1人だけだったんです💦

倍率50ってどんな人気店だよ?💦


求人担当者もびっくり。

あまりに応募が止まらなく、

2週間の掲載出来るところを

4日で止めた。

応募をしてくれた方々とは全員と

話すと決めてたけど、これ以上相手を

してたらこっちが持たないし、色々と

支障をきたすことになるので募集を

打ち切りネット上から消した。


んまー、色んな方々から応募を頂いた。

学生、フリーター、主婦、副業希望の社会人。

そして、そんな色んな人の中には当日の

ドタキャンもあれば、連絡なしのそのまま

来ない人。ネット応募って書いたのに電話で

応募してくる人まで。


「応募受付はネットのみ」って書いたじゃんかよ💦」


面接ってのは、こちら側だけがするもんじゃなくて、

あくまでお互いが面接をし合っているという事。

だから、逆に願い下げされることだって全然珍しくない。

そして、マジで慎重に慎重に選ばせてもらった。

その結果、日数や時間帯、お互いの希望や雰囲気、

明るさが見事に合致したのがネット応募を無視して、

電話応募してきた子の1人「さっちゃん」だった。


二十歳の大学3年生で、大学を卒業するまでの2年間、

うちで働いてもらうことになった。

純粋、清純、真面目で美人な素直な天使。

こんな子がよくうちに応募してきたなって思うくらい。

俺が初めて自分で求人をし、完全自分の店の為に面接をし、

初めて雇ったさっちゃんとまずはこの店を盛り上げて行く!


準備も最低限しか出来上がってないから、

業務マニュアルなんていっさいない。

よくさっちゃんを困らせたやりとりが


さっちゃん:「これ、どうするんですか?

俺:「あ、まだ決まってないや、どうしようね?

   じゃ、一緒に考えようよ!

さっちゃん「あ、はい、ってかまだ決まってないんですか


さっちゃん「このサラダの盛り付けどうします?

俺:「うーん、そうだね?

   さっちゃんのフィーリングとアドリブでたのむわ!


さっちゃん:「私の!? はい分かりました

       これでいいですか?

俺    :「オッケーオッケー!いいよ!

さっちゃん:「yoshiさん今見ないで言いましたよね?汗


こんなやりとりを繰り返しながら

少しずつ色々と決めていった!


店は最低限の準備だけを終わらせて、

オープンした訳だしこれからも色んな

新しい人と出会い、新しい仲間も見つけて

俺だけの意見を通すんじゃなくこれから

出会っていく新しい仲間達と、この店を

作っていこう!


借金スタートで始め、これから売上や返済にも

悩ませれいくんだろうな。

乗りかかった船はもう止まらないね。

もうやるしかなくなったよ。

どんなに溺れて、苦しくてなっても、

もがいてもがいて泳ぎ続けていく。


まずはこの借金の返済が終了する今から

4年後の2014年がどうなっているか楽しみ!


ワクワクしてくるなー!

やってやろう!


俺のbeach story号は出航した!


story 39に続く

前回のお話


世界の路上 円状の虹 茅ヶ崎の海辺より